各方面から大絶賛の「中村屋」の3店舗目。伊勢原の「ZUND-BAR」の支店にあたるお店で、2003年6月にオープンしました。
僕は「中村屋」、「ZUND-BAR」ともに未食ですが、都内に関係店ができたのは喜ばしい限りです。これら3店のスープは皆「ZUND-BAR」で作られているとか。基本的に同じものなのかな。
「中村屋インスパイア系」といわれる「藍嶌」が最近のぼくのお気に入りなので、そのルーツをたどる意味でも非常に興味のあるお店でした。店内はバーの様な内装で、とてもオシャレです。最近はこういうスタイルのラーメン屋さんが多いですね。この日はお客さんも少なく、すぐに席につくことができました。
「藍嶌」と違い店内に魚介の匂いはほとんど感じられなかった。出てきたらーめんは小ぶりの丼に入っていて、この量で¥750は高いなぁと思ったが、スープを一口啜ってみて思わずにんまり!旨い!なんじゃこりゃ!「藍嶌」がこの味を追求しようとしているのなら申し訳ないが、評価を考え直さなければならないかもしれない。いや、「藍嶌」は十分旨い。でもこちらの方が頭一歩好みですねぇ。スープは表面に薄く貼る油の層のせいであっさりしながらもかなり重厚な味わいに感じます。極細ストレートの麺はプリプリとした食感で「藍嶌」同様、スープとの相性も良い感じです。
具の味付けは濃すぎず薄すぎず、味玉も芯まで味がしみていてもしつこい具合ではなくとてもおいしいです。チャーシューは薄手ながらも柔らかく、それでいながらねっちょりとするような歯ごたえがあり香ばしい味付けも良好です。吸い込むように完食。ここの店のスタイルにはあわないと思いつつも思わず丼を持ってスープをゴクゴクと飲み干してしまいました。
「藍嶌」の様な繊細な感じとはちょっと違いますが、これは本当に見事ですね。中村屋はこれよりも美味しいんだろうか。。。だとしたら間違いなくヤバいです。
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