やっとやって来ました。草加の話題店、「清水屋」です。
以前からずっと来たいと思っていながらなかなか機会がなくて・・。ちょっと時間があったので思い切って行ってみました。本当は昼の部に間に合うつもりが道が混んでて全然間に合わず・・・。それどころか夜の部まであと30分程度だったので草加の街をふらつく事に。

なかなかにぎやかな駅前。それにしても女子高生が多い。しかも何故かみんな異様にスカートが短い。何なんだ、このワカメちゃん浸透率の高さは。。。と驚きを隠せず。草加ってすごい所だなぁーと偏見めいた感想を持ちつつ本屋やCD屋で時間をつぶしいざ、「清水屋」夜の部へ！

本場仕込みとのもっぱらの噂だが一体どんな物だろうか。期待に胸躍らせ店内へ入るとほんのり豚骨臭が。たぶんあまり臭いとは感じられない程度だろうか。厨房には若い健康そうな店員さんが2人。心なしかいかにもな九州男児に見えてきます。

デフォルトの博多ラーメンである「らーめん白」を注文するつもりだったのに、メニューを見ていると「特製清水屋らーめん850特濃！！超こってり！あっさり好きお断り！」なるものが・・・。うーむ。気になる。味玉も最初から入ってるみたいだし。これにするか。

と言う訳で「特製清水屋らーめん」￥850を、バリカタで注文。ところがこれがとんだ誤算でした。出てきたのは恐らくデフォの「白」のスープに背脂と、ラード質の油を大量に注いだ物。あらら。そっか。「こってり」ってこう言うことか。。コラーゲン質のこってりを想像していただけにちょっとがっかり。[過去]にもこういう経験したこと多いし、いい加減学べよオレ！

そんな訳でスープからは背脂の香りが漂っています。なるべく豚骨を味わおうと、ちょっと油をかき分けながらスープを食すと、それなりに豚骨臭がしますね。[金太郎]ほどではありませんが、同系統の香りがします。しかしスープはそれほど濃くなく、たぶん表面の油がないであろうデフォルトの白ならあっさりめではないかと思います。甘みが少なくどちらかと言うとしょっぱい方向でしょうか。恐らくは博多でも最もスタンダードと言われるくらいのスープではないでしょうか。（僕は博多人ではないので自信もてませんが・・・）
僕の最も愛するコテコテ長浜系ではありませんが、なかなか美味しいと思います。背脂とラードのおかげでしつこくなってしまったのが残念！

麺は博多らしい細めストレートで、加水率も低くコシも強めです。が、替え玉時に「ハリガネ」で注文してみたら固さはイマイチで粉っぽくコシも微妙。。この麺はバリカタ止まりくらいがちょうど良いのかも。でもバリカタでもあまり固くありませんでした。

具は今回は特製ですが、チャーシュー3枚、海苔2枚、キクラゲ、万能ネギ、味玉。あまりどれも特筆することは無い程度でこれも博多らしいと言えば博多らしいですな。

他に唐辛子麺をつかった「赤」、黒ゴマ焦がし醤油ニンニク油やみつき系の「黒」があります。麺が辛いなんてかなりドキドキですがどんなもんなんでしょう。

全体的に、僕のメニューチョイスミスを除けば恐らくあっさりしつつもコクあり豚臭ありのおいしそうな博多ラーメンで、博多っ子のリピーターも多いと言うのも納得がいくような気がします。が、[よかろうもん]や[金太郎]の様なマニアック路線を期待して行ったらきっとズッコケますのでご注意を。車で行く場合はそう遠くない場所に[田中商店]があるので遠方に僕の再訪問は果たしてありうるのだろうか。。。しかし今後も気になる存在であることは間違いなさそうです。