かろうじて調布市だが駅周辺は世田谷区と三鷹市が入り乱れる町、仙川。ここ数年で急激な発展を見せ、駅前はすっかり小ジャレた町になり、さしずめミニ代官山の様な雰囲気に。そんな町にも二郎あり。数百メートル行けば世田谷区に突入する、市部でも最も23区に近い場所にあるかもしれない「二郎仙川店」。町の雰囲気に同調するようなライトな二郎は、他の二郎とはまた違う魅力を持っていてファンも多かった。しかし去年(2004年)9月にご主人の急逝により突然シャッターを閉めることとなる。
ところが今年(2005年)1月。4ヶ月ぶりにお弟子さんの手により復活。お弟子さんは三田の二郎本店にて修行し、ついに仙川二郎を復活させた。仙川の住民だけでなく、京王線を利用する多くの人にとって大きな意味を持つ大復活劇だ。
そんな訳で久々に訪れる仙川店。最近亜流店ばかり食べていたので、よくよく考えてみれば今年になって初二郎です。
頼んだのは「小豚」。値上がりしたのだろうか。700円になってました。トッピングは「ヤサイカラメニンニクちょっと」。久しぶりだったからかかなり二郎らしく感じました。ラーメン自体は以前と変わらぬ味を維持していると思いますが、僕の体調や気分によるのかとても美味しく食べることができました。
以前同様若干酸味のあるスープはいつもの様に醤油寄りで、二郎の中ではライトな方。麺も細めでデフォルトではかなり柔らかいゆで加減。スープがしみこんでくると美味しいです。この日は前回食べた時よりも豚も美味しく感じました。
量は相変わらず二郎の中では少なめ。僕にはこのくらいの量がちょうど良いですね。味は濃いめで、夜中にのどが渇いて目が覚めました。
写真ではすいているように見えますが、僕の入店している間にすぐに行列ができていました。たぶん二郎の中でも一番多く訪問したこのお店ですが、前店主の味を忠実に再現して復活してくれてうれしい限りです。こうやって二郎は継承されていくのでしょうか。これからもがんばってください。
(個人的な思い入れも含め普→良に格上げしました)
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